歯みがきはいつ頃からはじめるの?
掲載日 5月1日(木)
育児本には、生後6か月になると、下の前歯が生えてきますと記載してあります。もちろん個人差がありますから、あまり気にしなくても大丈夫です。ただ、下のあごに前歯が生えてくると、可愛さが一段とまして、子どもの笑顔にメロメロになります。しかし、それと同時に、むし歯の心配が出てきます。歯みがきをいつ頃から始めたらいいのかわからないというパパ・ママ達の声をよく耳にすることがあります。もちろん歯みがき習慣は大事です。でも下の前歯しか生えていないのに「しっかり磨かなくては」まだ早過ぎます。虫歯になる危険度が上がってくるのは、乳歯の奥歯が生えてきてからです。だからと言って、奥歯が生えてから歯みがきを始めるのでは、当然ですが遅いです。上下4本づつ前歯が生えてきたころから、歯ブラシの毛に慣れさせることから始めて、毎日の歯みがきの習慣につなげていきます。お口の中に歯ブラシを入れても嫌がらないようになることが大事です。イヤイヤ時期には、出来ないときもありますが毎日続けましょう。
きれいな歯並びになるために大切なこと
掲載日 4月1日(火)
年長さんや小学1年生になると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。どの親御さんも、かわいい我が子の歯並びはきれいに、生えそろって欲しいと願っているとおもいます。歯並びは遺伝も大きく関係があります。しかし、遺伝は考えられないという場合でも残念ながら不正咬合になってしまうこともあります。それは、姿勢からくる下顎の位置・舌の力・噛む力・唇の力・頬の筋力のバランスが大きく関わっているからです。そこで、毎日の生活の中で、顎の成長がスムーズになってキレイな歯並びになるようには、歩くこと、ゲームをやっている時の姿勢や時間、ごはんを食べる時の姿勢を正しくすること・良く噛んで食べること・鼻呼吸をすることなど、普段の生活で口に周りの筋肉のバランスがとれる姿勢になるような体の使いかたをすることが大事になります。
仕上げ磨きの卒業はいつ頃?
掲載日 3月1日(土)
年度末になりました。4月から小学校1年生になるお子さんの親御さんは、ワクワク・ドキドキな心境だと思います。「小学生になったので自分の出来ることは、自分でやってね。」とお子さんにお話ししているご家庭も多くあると思います。しかし、歯磨きはこれからが本番です。6歳頃になると、奥に6歳臼歯が生えてきます。下の前歯がグラグラしてきて、永久歯との生え変わが始まります。お口の中は、凸凹になる時期なのです。大人でも磨くのは難しいと思います。ましてや手の動きがまだ年齢的に未発達の小学校低学年には無謀とも言えます。
仕上げ磨きは、単に歯磨きをしてあげるだけではありません。お子さんに口の中のキレイさ、磨いた後のツルツル感などを教えているのです。そして、お子さんが大きくなって、ひとりで磨けるようになった時に歯磨き名人になれます。小学校3年生いっぱいは、毎日仕上げ磨きをお願いします。