鼻呼吸とお口の周りの筋肉はとても大事です
掲載日 6月1日(日)
乳幼児のお子さんのお口がポカーンと開いているのをよく見かけます。また、唇が富士山の形になっていることもよく見かけます。この状態は、口呼吸になっています。乳幼児のこの時期は、イスに座っても足が床にとどかないことや、腹筋・背筋の筋力がないことから、背もたれを使って安定を求めるのは、しかたのないことです。しかし、この状態を大きくなっても続いていると、あごと背骨の位置の関係から、口の周りの筋肉とあごのバランスが崩れて不正咬合になってしまうことがあります。姿勢を正しく保つことが出来きていると、口の周り筋力や舌の筋力のバランスがとれて鼻呼吸がしやすくなります。鼻で呼吸をすると、あごと舌のポジションが正常になります。口を閉じて鼻で呼吸をするという当たり前のことが、歯並びにも大きな影響を与えることがあります。お子さんの口元と呼吸に気をつけて上げて下さい。
歯みがきはいつ頃からはじめるの?
掲載日 5月1日(木)
育児本には、生後6か月になると、下の前歯が生えてきますと記載してあります。もちろん個人差がありますから、あまり気にしなくても大丈夫です。ただ、下のあごに前歯が生えてくると、可愛さが一段とまして、子どもの笑顔にメロメロになります。しかし、それと同時に、むし歯の心配が出てきます。歯みがきをいつ頃から始めたらいいのかわからないというパパ・ママ達の声をよく耳にすることがあります。もちろん歯みがき習慣は大事です。でも下の前歯しか生えていないのに「しっかり磨かなくては」まだ早過ぎます。虫歯になる危険度が上がってくるのは、乳歯の奥歯が生えてきてからです。だからと言って、奥歯が生えてから歯みがきを始めるのでは、当然ですが遅いです。上下4本づつ前歯が生えてきたころから、歯ブラシの毛に慣れさせることから始めて、毎日の歯みがきの習慣につなげていきます。お口の中に歯ブラシを入れても嫌がらないようになることが大事です。イヤイヤ時期には、出来ないときもありますが毎日続けましょう。
きれいな歯並びになるために大切なこと
掲載日 4月1日(火)
年長さんや小学1年生になると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。どの親御さんも、かわいい我が子の歯並びはきれいに、生えそろって欲しいと願っているとおもいます。歯並びは遺伝も大きく関係があります。しかし、遺伝は考えられないという場合でも残念ながら不正咬合になってしまうこともあります。それは、姿勢からくる下顎の位置・舌の力・噛む力・唇の力・頬の筋力のバランスが大きく関わっているからです。そこで、毎日の生活の中で、顎の成長がスムーズになってキレイな歯並びになるようには、歩くこと、ゲームをやっている時の姿勢や時間、ごはんを食べる時の姿勢を正しくすること・良く噛んで食べること・鼻呼吸をすることなど、普段の生活で口に周りの筋肉のバランスがとれる姿勢になるような体の使いかたをすることが大事になります。