お子さんの上の前歯がくっついていますか?
掲載日 8月1日(金)
お子さんの上の前歯くっついていますか? すきっ歯になっていませんか?
幼稚園・保育園の年長さんや小学校一年生ごろになると、下の前歯の生え変わり又は、6歳臼歯の萌出から永久歯への生え変わりが始まります。その後に、上の前歯が生え変わってきます。その時生え始めの前歯には、よく歯と歯の間に隙間があることがあります。隣の歯が萌出してくることで、隙間はほとんどの場合閉じてくるのですが、中にはいつまで経っても閉じてこないケースがあります。その場合は、お口をいつもポカーンと開けて口呼吸をしていると口の周りの筋肉が緩んでしまうことで、前歯がすきっ歯のままだったり、稀に骨の中に過剰歯が隠れていたり、そして、よく見られるのが、上唇小帯(上のくちびるをめくると見える筋)に異常です。これらのケースはご家庭ではわかりません。専門知識と治療が必要になります。日頃から歯科の定期的な受診をおススメします。
熱中症予防に しっかり水分補給を
掲載日 7月1日(火)
毎日の天気予報などで、熱中症対策について語られています。水分補給はとても大事です。CMの影響から、身体にいい水・身体が欲しがっていると、スポーツドリンクや経口補水液を飲んでしまう傾向があります。しかし、すべてがスポーツドリンクや経口補水液では無いはずです。のどが乾いた時に、CMに出てくる飲み物を飲み続けたらどうなるでしょう? 歯科的には、もちろん虫歯や歯肉炎と口の中は、とても大変なことになってしまいます。それよりも身体の方が心配です。糖分の取り過ぎで糖尿病や、塩分の取り過ぎで高血圧になってしまう傾向があるからです。ましてや子供の身体です。冷房の効いたお部屋で必要でしょうか?考えてほしいと思います。すべてそれらの飲み物を否定しているのではありません。水や麦茶でも大丈夫な時もあるはずです。飲むタイミングと内容を間違えないでほしいのです。
鼻呼吸とお口の周りの筋肉はとても大事です
掲載日 6月1日(日)
乳幼児のお子さんのお口がポカーンと開いているのをよく見かけます。また、唇が富士山の形になっていることもよく見かけます。この状態は、口呼吸になっています。乳幼児のこの時期は、イスに座っても足が床にとどかないことや、腹筋・背筋の筋力がないことから、背もたれを使って安定を求めるのは、しかたのないことです。しかし、この状態を大きくなっても続いていると、あごと背骨の位置の関係から、口の周りの筋肉とあごのバランスが崩れて不正咬合になってしまうことがあります。姿勢を正しく保つことが出来きていると、口の周り筋力や舌の筋力のバランスがとれて鼻呼吸がしやすくなります。鼻で呼吸をすると、あごと舌のポジションが正常になります。口を閉じて鼻で呼吸をするという当たり前のことが、歯並びにも大きな影響を与えることがあります。お子さんの口元と呼吸に気をつけて上げて下さい。