フッ素を塗ったら虫歯にならない?
掲載日 10月1日(水)
「フッ素を塗っていると虫歯にならない!」と言われたことがあります。フッ素の効果は、歯の質を丈夫にするものです。乳歯も永久歯も構造的に、未熟な状態で生えてきます。生えたての歯は唾液の成分を吸収しながら4~5年かけて一人前の硬い歯に完成します。その未熟な期間を短くする効果がフッ素にはあります。又、質的にもフルオロアパタイトになり通常に完成した歯よりも硬く丈夫になります。それらの効果を期待するために歯科医院では、フッ素塗布を推進しています。なので、フッ素を塗ったからといって虫歯にならないわけではありません。丁寧な歯磨き、ダラダラ食べないなど、虫歯になりにくい生活をおくりましょう。
スマホ、タブレットでゲームやYouTube視聴が虫歯・歯並びに・・・
掲載日 9月1日(月)
今の時代、スマホ、タブレットでのゲームやYouTube視聴は小さなお子さんから大人の間で日常になっています。遊び方の時代の流れと思います。それに伴って、お口の中にも変化が現れてきています。ゲームやYouTube視聴に夢中になっている時の姿勢に問題があるのです。その姿勢を長時間していると、骨格や筋肉の働きにより、噛みしめが強くなり、結果的に虫歯が出来たり、歯並びにも悪い影響が出てくることがあります。
歯科医院に来院された時、ゲームやYouTube視聴を長時間している、お子さんの口の中を見ると一目でわかります。そのくらい姿勢とお口中との関係が深いのです。顎骨の完成していない成長期のお子さんは、姿勢を正しくすることやよく体を動かすことが骨や筋肉を作ることにつながり、きれいな歯並びにもつながります。だからと言って、ゲームを楽しむことが悪いのではありません。時間を決めたり、YouTubeを見ている時の姿勢を気を付けて欲しいのです。
お子さんの上の前歯がくっついていますか?
掲載日 8月1日(金)
お子さんの上の前歯くっついていますか? すきっ歯になっていませんか?
幼稚園・保育園の年長さんや小学校一年生ごろになると、下の前歯の生え変わり又は、6歳臼歯の萌出から永久歯への生え変わりが始まります。その後に、上の前歯が生え変わってきます。その時生え始めの前歯には、よく歯と歯の間に隙間があることがあります。隣の歯が萌出してくることで、隙間はほとんどの場合閉じてくるのですが、中にはいつまで経っても閉じてこないケースがあります。その場合は、お口をいつもポカーンと開けて口呼吸をしていると口の周りの筋肉が緩んでしまうことで、前歯がすきっ歯のままだったり、稀に骨の中に過剰歯が隠れていたり、そして、よく見られるのが、上唇小帯(上のくちびるをめくると見える筋)に異常です。これらのケースはご家庭ではわかりません。専門知識と治療が必要になります。日頃から歯科の定期的な受診をおススメします。