熱中症予防に しっかり水分補給を
掲載日 7月1日(火)
毎日の天気予報などで、熱中症対策について語られています。水分補給はとても大事です。CMの影響から、身体にいい水・身体が欲しがっていると、スポーツドリンクや経口補水液を飲んでしまう傾向があります。しかし、すべてがスポーツドリンクや経口補水液では無いはずです。のどが乾いた時に、CMに出てくる飲み物を飲み続けたらどうなるでしょう? 歯科的には、もちろん虫歯や歯肉炎と口の中は、とても大変なことになってしまいます。それよりも身体の方が心配です。糖分の取り過ぎで糖尿病や、塩分の取り過ぎで高血圧になってしまう傾向があるからです。ましてや子供の身体です。冷房の効いたお部屋で必要でしょうか?考えてほしいと思います。すべてそれらの飲み物を否定しているのではありません。水や麦茶でも大丈夫な時もあるはずです。飲むタイミングと内容を間違えないでほしいのです。
鼻呼吸とお口の周りの筋肉はとても大事です
掲載日 6月1日(日)
乳幼児のお子さんのお口がポカーンと開いているのをよく見かけます。また、唇が富士山の形になっていることもよく見かけます。この状態は、口呼吸になっています。乳幼児のこの時期は、イスに座っても足が床にとどかないことや、腹筋・背筋の筋力がないことから、背もたれを使って安定を求めるのは、しかたのないことです。しかし、この状態を大きくなっても続いていると、あごと背骨の位置の関係から、口の周りの筋肉とあごのバランスが崩れて不正咬合になってしまうことがあります。姿勢を正しく保つことが出来きていると、口の周り筋力や舌の筋力のバランスがとれて鼻呼吸がしやすくなります。鼻で呼吸をすると、あごと舌のポジションが正常になります。口を閉じて鼻で呼吸をするという当たり前のことが、歯並びにも大きな影響を与えることがあります。お子さんの口元と呼吸に気をつけて上げて下さい。
歯みがきはいつ頃からはじめるの?
掲載日 5月1日(木)
育児本には、生後6か月になると、下の前歯が生えてきますと記載してあります。もちろん個人差がありますから、あまり気にしなくても大丈夫です。ただ、下のあごに前歯が生えてくると、可愛さが一段とまして、子どもの笑顔にメロメロになります。しかし、それと同時に、むし歯の心配が出てきます。歯みがきをいつ頃から始めたらいいのかわからないというパパ・ママ達の声をよく耳にすることがあります。もちろん歯みがき習慣は大事です。でも下の前歯しか生えていないのに「しっかり磨かなくては」まだ早過ぎます。虫歯になる危険度が上がってくるのは、乳歯の奥歯が生えてきてからです。だからと言って、奥歯が生えてから歯みがきを始めるのでは、当然ですが遅いです。上下4本づつ前歯が生えてきたころから、歯ブラシの毛に慣れさせることから始めて、毎日の歯みがきの習慣につなげていきます。お口の中に歯ブラシを入れても嫌がらないようになることが大事です。イヤイヤ時期には、出来ないときもありますが毎日続けましょう。